わかりやすい説明とは

このホームページを開設するにあたり、ホームページの作成をされている依頼者に

「ホームページを作るのにどのくらいの期間がかかるのか」

「どのような手順で作成すればいいのか」

「費用がどのくらいかかるのか」

をお尋ねしたところ、

「ホームページを作成するためのサイトがあるので、自分でチャレンジしてみたほうがいいですよ」

とアドバイスを受けました。

その後、仕事の合間や自宅で少しずつ作業を進め、ようやくホームページを開設することができました。

さて、このホームページを作成するにあたって、大変な苦労がありました。

作業そのものが大変だったわけではありません。

むしろ、「どんなホームページにしようかな」などと楽しみながら作業したつもりです。

苦労させられたもの・・・それはことあるごとに出てくる「専門用語」でした。

私にとってホームページを作成するのはもちろん初めてのことですので、何から始めたらよいのかわかりません。

そこで、サイトの説明どおりに作成しようとしてみるのですが、その説明に出てくる専門用語の意味がわかりません。

そのため、検索サイトでその専門用語の意味を調べると、その意味を説明するためにさらに専門用語が・・・。

言葉の意味を理解するためだけなのに苦労させられ、結局意味がわからず、そのままとりあえず放置する、そのような日々でした。

サイトの説明は見る人が見ればわかるでしょうし、とてもわかりやすいという評価をされる方もいるでしょう。

サイトの運営の方々も、初めてホームページを作成しようとする人のことを思い、わかりやすい説明を心がけてくれているのでしょう。

しかし、わからない人(私)にとってはわからない、わかったようなふりをしているけど実はよくわかっていない、いったんは理解したけど、後で同じ言葉が出てきて「何だったっけ?」とまたわからなくなる。

その繰り返しでした。

弁護士が相談者や依頼者に対して行う説明も、同様のことが当てはまります。

相談者や依頼者が直面している問題は、その人にとっては初めての経験です。

どのようにすればよいのかわからないので、専門家である弁護士に相談されます。

その弁護士がどんなに「わかりやすい説明を心がけています」といっていたとしても、相談者や依頼者が弁護士の説明を理解できなければ、それは「わかりやすい説明」とはいえません。

にもかかわらず、自分の説明がわかりにくいことは棚に上げて、

「なんでわからないの」

「何度も同じことを言わせないで」

などという弁護士もいます。

また、相談者や依頼者の方々が弁護士から説明を受けた際、その意味を十分に理解できなかったにもかかわらず、弁護士に何度も同じ説明をさせるのは申し訳ないなどと遠慮されてしまうと、弁護士の側は理解してもらえたと解釈してしまいます。

しかし、その後になって同じことを尋ねたりすると

「そのことは以前にも説明したでしょ」

などといわれてしまいます。

このような態度をとる弁護士がいるから、「弁護士は偉そう」だとか「弁護士は傲慢だ」などという評価をされてしまうのだと思います。

そして、その評価が必ずしも的外れではないというのが現実なのです。

「わかりやすい説明」とは、弁護士から見てのものではなく、相談者や依頼者が「わかりやすかった」と評価していただいて初めていえるものです。

ですから、私のほうから「説明がわかりやすい」などと宣伝するつもりはありません。

むしろ、「わかりにくかった」「あまり理解できなかった」ということであれば、遠慮せずに言ってくださったほうが「もっとわかりやすい説明の方法はないだろうか」と考えることもできますし、より相談者や依頼者のためにもっと努力するべきだと再認識することができます。

私としては、理解していただけるまで、何度でも説明させていただきたいと思っています。

Pocket
LINEで送る

コメントを投稿