指の後遺障害にはどのようなものがあるか

指の後遺障害には「欠損傷害」と「機能障害」があります。

欠損傷害

等級 後遺障害の内容 労働能力
喪失率
後遺障害慰謝料
(自賠責保険)
後遺障害慰謝料
(裁判基準)
第3級5号 両手の手指を全部失ったもの 100% 829万円 1990万円
第6級8号 1手の5の手指又は親指を含み4の手指を失ったもの 67% 498万円 1180万円
第7級6号 1手の親指を含み3の手指を失ったもの又は親指以外の4の手指を失ったもの 56% 409万円 1000万円
第8級3号 1手の親指を含み2の手指を失ったもの又は親指以外の3の手指を失ったもの 45% 324万円 830万円
第9級12号 1手の親指又は親指以外の手の手指を失ったもの 35% 245万円 690万円
第11級8号 1手の人差し指、中指又は薬指を失ったもの 20% 135万円 420万円
第12級9号 1手の小指を失ったもの 14% 93万円 290万円
第13級7号 1手の親指の指骨の一部を失ったもの 9% 57万円 180万円
第14級6号 1手の親指以外の手指の指骨の一部を失ったもの 5% 32万円 110万円

手指を失ったもの

近位指節間関節以上を失ったもの(母指においては指節間関節)とされています。

具体的には、以下の場合が該当します。

  • 手指を中手骨または基節骨で切断したもの
  • 近位指節間関節(母指においては指節間関節)の基節骨と中節骨とを離断したもの

指骨の一部を失ったもの

1指骨の一部を失っていることがエックス線写真等により確認できるものをいいます。

機能障害

等級 後遺障害の内容 労働能力
喪失率
後遺障害慰謝料
(自賠責保険)
後遺障害慰謝料
(裁判基準)
第4級6号 両手の手指の全部の用を廃したもの 92% 712万円 1670万円
第7級7号 1手の5の手指又は親指を含み4の手指の用を廃したもの 56% 409万円 1000万円
第8級4号 1手の親指を含み3の手指の用を廃したもの又は親指以外の4の手指の用を廃したもの 45% 324万円 830万円
第9級13号 1手の親指を含み2の手指の用を廃したもの又は親指以外の3の手指の用を廃したもの 35% 245万円 690万円
第10級7号 1手の親指又は親指以外の2の手指の用を廃したもの 27% 187万円 550万円
第12級10号 1手の人差し指、中指、又は薬指の用を廃したもの 14% 93万円 290万円
第13級6号 1手の小指の用を廃したもの 9% 57万円 180万円
第14級7号 1手の親指以外の手指の遠位指節間関節を屈伸することができなくなったもの 5% 32万円 110万円

手指の用を廃したもの

手指の末節骨の半分以上を失い、又は中手指節関節もしくは近位指節関節(母指においては指節間関節)に著しい運動障害を残すものとされています。

具体的には、以下の場合が該当します。

  • 手指の末節骨の長さの1/2以上を失ったもの
  • 中手指節関節又は近位指節関節(母指においては指節間関節)の可動域が健側(事故の影響による症状がない側)の可動域確度の1/2以下に制限されるもの。
  • 母指においては、橈側外転又は掌側外転のいずれかが健側の1/2以下に制限されているものも「著しい運動障害を残すもの」として取り扱います。
  • 手指の末節の指腹部及び側部の深部感覚及び表在感覚が完全に脱失したもの

遠位指節間関節を屈伸することができないもの

以下の場合が該当します。

  • 遠指節間関節が硬直したもの
  • 屈伸筋の損傷の原因が明らかなものであって、自動で屈伸ができない、又はこれに近い状態にあるもの
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