遺言書は作成するだけではダメ-遺言執行者とは何か

遺言の効力が発生した後は、遺言の内容を実現させることになりますが、遺言者は既に死亡しているため、遺言者に代わって遺言を執行する者が必要となります。

相続人が義務者として手続に関与することが可能であっても(遺贈など)、遺言の内容によっては相続人の利益に反するため、相続人以外の者に遺言を執行させた方がよい場合もあります。

このように遺言の内容を適正に実行させるために特に選任された者を遺言執行者といいます。

遺言執行者の立場

遺言執行者は、実質的には亡き遺言者の意思を実現させるための遺言者の代理人です。

ただ、死亡した者の代理人となることはできないので、民法は、遺言執行者の財産上の行為の効果が相続人に帰属するとの理由から、遺言執行者を相続人の代理人とみなしています(民法1015条)。

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